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第4回 【ドラフト1位選手の現在地】期待通りの結果を残しているドラ1選手を一挙紹介!2015年10月21日

【目次】
[1]タイトルホルダーがずらりと並ぶドラフト1位
[2]近年の有力ドラフト1位選手
まずは、ルーキーイヤーから際立った活躍を見せた選手に贈られる新人王に注目してみると、過去10年のうち2005年、2006年、2009年〜2011年、2013年の合計6年で、ドラフト1位から新人王が出ていることがわかる。
さらに今年となると、昨年の横浜DeNAベイスターズドラフト1位入団の山﨑 康晃選手が新人セーブ記録を更新し、新人王獲得が有力視されている。
やはり、即戦力として求められる成績のハードルが上がる中でも、結果を出すことができるのがドラフト1位選手である。
次にタイトル保持者の人数に着目してみると、現在ではプロ10年目、9年目となる、2005年、2006年のドラフト1位勢の数が多いことがわかる。この選手たちは、プロ5年目以降にタイトルを多く獲得している傾向にあり、プロ野球界で花開くためには、ドラフト1位選手レベルで5年以上の月日を要することがわかる。
その中で特筆すべきは2012年のドラフト1位入団選手だろう。
高卒3年目の大谷 翔平投手(関連記事)、藤浪 晋太郎投手をはじめ、すでに4名のタイトルホルダーを輩出。増田を除く3名は「WBSC世界野球プレミア12」侍ジャパントップチーム最終ロースター28名にも選出されるなど、今後の活躍からますます目が離せない。
2005年、2006年ドラフト選手たちは、まもなく国内FA件を獲得する選手が多くいる。それらの去就にも来季以降、注目が集まるところだ。
近年の有力ドラフト1位選手
続いてタイトルこそ獲得はしていないが、近年好成績を残し、今後のブレイクが予想される選手を紹介したい。
特にプロでの生活が5年目近くなっている選手たちは、タイトルホルダーの傾向を考えても来年以降の個人タイトル獲得が期待でき、大きな活躍が見られる可能性がある。

森 友哉選手(埼玉西武ライオンズ)
1)大野 雄大(中日ドラゴンズ・投手)<2010年>
未だタイトルこそ獲得していないが、三年連続二桁勝利を達成するなど、いよいよ竜のエースとしての風格がでてきた大野 雄大選手。来年は大卒6年目の28歳と、脂の乗った時期となる。
2)十亀 剣(埼玉西武ライオンズ・投手)<2011年>
今年はチーム内最多勝の「11勝」、自身にとって初の二桁勝利も達成した十亀 剣選手。愛工大名電高(愛知)を卒業後、日大・JR東日本と豊富な経験も積んだ右腕には、29歳になる2016年、さらなるブレイクが望まれる。
3)森 友哉(埼玉西武ライオンズ・捕手&外野手)<2013年>
高卒2年目の今年、早くも二桁本塁打(17本塁打)を記録し、打率もリーグ8位の.287をマークするなど、今後が楽しみな左のスラッガー。藤浪 晋太郎投手(阪神タイガース)とは大阪桐蔭高校時代にバッテリーを組んでいたこともあり、来年はチームの中心的存在としてばかりでなく、侍ジャパンでのトップチーム入りにも期待が高まる。
【森選手 2014年インタビュー】
4)筒香 嘉智(横浜DeNAベイスターズ・外野手)<2009年>
名門・横浜高(神奈川)から入団6年目の今年、打率.317、本塁打24、打点93と3部門全てでキャリアハイを記録。今年はけがと戦いながら「ハマの主砲」を張り続けただけに、万全な状態でシーズンを戦い抜くことができれば、日本を代表する左スラッガーになることは間違いない。
【筒香選手 2011年インタビュー】
このように多くの選手が実績を残している「ドラフト1位指名選手」。はたして、今年はどの選手が指名を受け、彼らの後に続いていくのか?10月22日(木)17時からの1位指名アナウンスからは、日本野球の近未来図も見えてくる。
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