【目次】
［1］タイトルホルダーがずらりと並ぶドラフト1位
［2］近年の有力ドラフト1位選手

　 10月22日（木）、51年目を迎える「2015プロ野球ドラフト会議Supported リポビダンD」が開催される。
未来の野球界を担う人材たちが夢を叶える中、私たちが最も注目するのは各球団のドラフト1位指名選手であろう。

　 では、過去にドラフト1位で入団した選手は、現在どんな活躍をしているのだろうか？
今回は過去10年にさかのぼり、ドラフト1位選手の状況を見てみることにしよう。

＊データは2005年～2014年。2005年、2006年は希望入団枠もドラフト1位扱いとする。

「ドラフト1位」の看板を背負って入団する選手たち。球団やファンの皆さんのみならず、世間からも活躍が期待される。そして、そのバロメーターを表す指標となるのは個人タイトルだろう。
では、過去10年のドラフト1位入団選手の中で、タイトルを獲得した選手は何人いるのか。また、どれほどの経験を積むことで、タイトルを獲得できるほどの選手へと成長するのかを見てみよう。
下記の表をまずはご覧頂きたい。

球団名は指名時の球団名

入団年	選手名	タイトル（獲得年）	インタビュー
2005年	炭谷 銀仁朗（西武）	ゴールデングラブ賞（’12）
	八木 智哉（北海道日本ハム）	新人賞（’06）
	陽 仲壽（陽 岱鋼）（北海道日本ハム）	盗塁王（’13）ゴールデングラブ賞（’12～14）
	吉見 一起（中日）	最優秀防御率（’11）最多勝（’09、’11）ベストナイン（’11）
	平野 佳寿（オリックス）	最多セーブ（’14）最優秀中継ぎ（’11）
	岡田 貴弘（Ｔ－岡田）（オリックス）	本塁打（’10）ベストナイン（’10）ゴールデングラブ賞（’14）	【前編】【後編】
	松田 宣浩（福岡ソフトバンク）	ゴールデングラブ賞（’11、’13、’14）
2006年	田中 将大（東北楽天）	新人賞（’07）最優秀防御率（’11、’13）最優秀選手（’11、’13）最多勝（’11、’13）最多奪三振（’12）沢村賞（’11、’13）ベストナイン（’11、’13）ゴールデングラブ賞（’11～’13）
	岸 孝之（西武）	最高勝率（’14）
	吉川 光夫（北海道日本ハム）	最優秀防御率（’12）最優秀選手（’12）ベストナイン（’12）
	前田 健太（広島東洋）	最優秀防御率（’10、’12、’13）最多勝（’10）最多奪三振（’10、’11）沢村賞（’10）ベストナイン（’10、’13）ゴールデングラブ賞（’10、’12～’14）	【前編】【後編】
	小松 聖（オリックス）	新人賞（’08）
	坂本 勇人（巨人）	最多安打賞（’12）ベストナイン（’09、’12）
2007年	中田 翔（北海道日本ハム）	打点王（’14）ベストナイン（’13、’14）
	藤村 大介（巨人）	盗塁王（’11）
2009年	長野 久義（巨人）	首位打者（’11）最多安打（’12）新人賞（’10）ベストナイン（’11～’13）ゴールデングラブ賞（’11～’13）
	今宮 健太（福岡ソフトバンク）	ベストナイン（’14）ゴールデングラブ賞（’13、’14）
2010年	山田 哲人（東京ヤクルト）	最多安打（’14）ベストナイン（’14）本塁打王（’15）盗塁王（’15）最高出塁率（’15）
	澤村 拓一（巨人）	新人賞（’11）
2011年	野村 祐輔（広島東洋）	新人賞（’12）
2012年	菅野 智之（巨人）	最優秀防御率（’14）最優秀選手（’14）ベストナイン（’14）
	藤浪 晋太郎（阪神）	最多奪三振（’15）
	大谷 翔平（北海道日本ハム）	最多勝（’15）最優秀防御率（’15）最高勝率（’15）
	増田 達至（埼玉西武）	最優秀中継ぎ（’15）
2013年	大瀬良 大地（広島東洋）	新人賞（’14）
	石川 歩（千葉ロッテ）	新人賞（’14）