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第15回 田中将大、今季6敗目!苦しみの中で語った言葉とは・・・2015年08月22日

 8月15日のトロント・ブルージェイズ戦で、9回を投げきり5安打1失点3四球8奪三振という内容で今季初完投、9勝目(5敗)をあげた田中 将大投手。
首位攻防戦という負けられない状況下での登板、いつもより一層気が引き締まるゲームであってたであろうこの日、田中投手自身も完投するとは想像していなかったそうだが、一番いい形で勝てたのではないかと思うと試合後にコメントしていた。

ちょうどこの数日前、楽天時代にチームメイトであったシアトル・マリナーズの岩隈 久志投手(過去のインタビュー)がノーヒット・ノーランを達成。
この大記録に田中投手も喜びのコメントを残していたが、元チームメイトの快挙がこの日の田中投手の完投に影響したのだろうか、と思うのもきっと私だけではないはずだ。

そして完投勝利の後、8月21日ニューヨーク・ヤンキースのホームでクリーブランド・インディアンズとの対戦で先発登板となった田中投手。

今季9勝6敗となった田中将大投手

ちなみに、この日の試合に勝利すれば、野茂 英雄(ドジャース)、松坂 大輔(レッドソックス)、ダルビッシュ 有(レンジャーズ)以来となるメジャーデビューから2年連続で2桁勝利到達となるところであった。

この日の投球内容は6回0/3、7安打4失点(3自責)2死四球3奪三振1ホームランで今季6敗目(9勝)。球数は107球(うちストライク67球)、防御率は3.61になった。
この日の田中投手の投球内容については以下の通り。

田中投手は初回を8球で三者凡退とし、2回も一死から5番チゼンホール選手に右中間の二塁打、続く6番ゴームズ選手に死球を与えて一、二塁のピンチを迎えるが7番アルモンテ選手をピッチャーゴロのダブルプレーに打ち取って無失点で切り抜けまずまずの立ち上がりを見せた。

しかし3回から制球に苦しみ始めた田中投手は1アウトから9番ラミレス選手に3-1のカウントからライト線に三塁打、2番リンドー選手に2-2からの6球目をサードの頭上をわずかに越えるレフト前に運ばれ先制を許した。

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プロフィール

中薗麻衣
中薗麻衣
  •  ニューヨーク在住6年目。現在、ニューヨークのTVプロダクションに勤務し、MLBをはじめNBA, NFLなどアメリカンスポーツ取材を2010年より行い、日本向けに、コラム執筆、取材リポート、映像編集、番組コーディネート業等、幅広く活動している。

     NHKスポーツニュース番組、「おはよう日本」スポーツコーナーMLBスプリングトレーニング等他多数。週刊ダイヤモンドオンライン「アメリカンスポーツビズの歩き方」コラム執筆、週刊NY生活「MLBコラム」、週刊NY生活TV、テレビ東京「海外いくならこーでね~と!」出演など。

  • twitter:@Maia_K_Nakazono

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