第8回 台湾で注目の若手プレーヤーたち『郭 修延・賴 鴻誠』 【台湾野球シリーズ】2014年01月10日

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【目次】
[1]新人王を獲得した郭 修延(カク シュウエン・Lamigoモンキース)
[2]先発・中継ぎとフル回転した賴 鴻誠(ライ コウセイ・義大ライノズ)
[3]ウインターリーグの日本戦でフォームを修正し7回無失点

先発・中継ぎとフル回転した賴 鴻誠(ライ コウセイ・義大ライノズ)

賴鴻誠選手(義大)

 プロ生活2年目の2013年シーズンを、9試合先発登板、19試合の中継登板、結果4勝6敗1セーブ、2ホールド、防御率5.53で終えた賴 鴻誠(ライ コウセイ・義大ライノズ)。2012年にプロ野球入りしてから常に先発、中継の両方を任されてきた。

 しかし、未だにどちらを専任するか明確な答えが出ておらず、コンディションの調整が非常に難しい状態が続いている。技術力向上はもちろん、メンタル面強化を目的に、昨シーズン終了後、球団に自ら、ウインターリーグに参加したい旨を申し出た。

 左腕から繰り出されるボールの威力には目を見張るものがあり、最速151kmをマークしたほどだ。また、走っても外野手顔負けのスピードで、本塁から一塁までは僅か3.9秒で走り抜ける。

 高校時代にはメジャーリーグのスカウトから注目を受けた。 シンシナティ・レッズは15万ドルの契約条件を提示し、またシアトル・マリナーズは外野手として入団をしないかと打診したものの、投手としてレベルアップを図りたいとの思いから、入団しなかった。また、2009年には横浜ベイスターズのテストに参加し高評価を得たものの、横浜の契約条件は育成選手だったため、ここでも契約に至らず。

 このように海外からも注目を浴びていた賴 鴻誠だが、課題はまだまだある。

 11月下旬、台湾の台中棒球場で行われたウインターリーグ初日の練習。セットアップポジションで投球する際、軸足である左足がずっと曲がったまま投げているため、コントロールが定まっていない、との指摘をコーチから受け、左足を一度ピンと伸ばすようフォームを修正。結果、コントロールが安定、ウインターリーグにおいてシーズン中より良い結果を残すことができた。

 12月1日ウインターリーグ初登板、初先発を果たし、6回1失点、6三振、被安打4で交代。試合後MVPにも選出されたが、本人はこの日の投球内容には満足しておらず、
「今日の投球内容はギリギリ合格だが、まだまだ納得できない」と振り返った。

 試合後、
「郭 源治(元中日/2013年ウインターリーグ台湾チーム監督)さんが、投球フォームを調整してくださり、また明確にどの部分を直すとよいかアドバイスをいただきました。例えば、ボールを放すポイントが安定するまで何度も指導してくれました」と語った。

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